■はじめに
皆さんこんにちは!栃木県栃木市に拠点を置く関東クリーンサービスです。
遺品整理や家財整理を行う際に衣服や書籍、写真類は軽いこともあり、簡単に整理整頓することができますが、大型の家財類は重いこともありなかなか片付けるのが難しいです。しかし、業者に依頼する場合でも費用が気になるところ。どの選択肢が最適か判断するには、運び出しの方法や処分の流れについて詳しく知ることが大切です。本記事では、大型家財の代表例としてタンスやピアノを取り上げ、自力で運び出す際のポイントやリスク、業者依頼のメリット・デメリットを比較しながら解説します。また、処分方法を種類別に整理し、自治体や専門業者の利用方法についてもご紹介します。ぜひ参考にして、大切な家財の処分をスムーズに進めましょう。
■自ら処分を行う方法
・自治体の粗大ごみ回収を用いる
自治体の粗大ごみ回収は、大型家具や家財を処分する際の一般的で低コストな方法です。多くの自治体では、事前申し込み制を採用しており、電話やオンラインで予約を受け付けています。処分したい品目ごとに料金が設定されており、家具やピアノのような大きなものは1,000円から数千円程度の手数料が発生することが一般的です。自治体の指定する粗大ごみ処理券をコンビニエンスストアや指定の店舗で購入し、処分品に貼り付けたうえで指定された収集日に出します。一部の品目やサイズによっては、引き取りが難しい場合もあるため、自治体のホームページや窓口で対応可能かを確認することが重要です。費用を抑えつつ合法的に処分したい場合、自治体のサービスは便利で信頼できる選択肢と言えます。
・処分前にリユースがおすすめ!?
大型家財を処分する前に、まずリユースを検討するのがおすすめです。特にタンスやピアノなどは、まだ使用可能な状態であれば、必要とする人や団体に引き渡すことで資源を有効活用できます。リユースの方法としては、リサイクルショップへの持ち込み、ネットオークションやフリマアプリでの出品、もしくは地域の寄付団体への提供が挙げられます。また、最近では不要品回収業者がリユース可能な品物を選別してくれるサービスも増えています。
実際に栃木市では、株式会社マーケットエンタープライズ<外部リンク>と連携協定を締結し、「再利用」の推進を行っています。
・自ら処分する際には人手が重要
大型家財を自力で処分する場合、複数人の人手が必要になることが一般的です。これらは非常に重く大きいため、一人では運搬が難しいだけでなく、思わぬ事故につながるリスクも高まります。特にピアノのような重心が偏りやすい家具では、専門知識や適切な持ち上げ方が必要となることもあります。
さらに、エレベーターのない建物や狭い通路の場合、搬出作業がより複雑になるため、同時に複数人の協力が不可欠です。また、適切な道具や養生シートがないと、壁や床を傷つける可能性もあります。そのため、人手を確保した上で事前に計画を立て、自治体のルールや回収スケジュールを確認しておくことが重要です。
■各家財道具別おすすめの処分方法を紹介
・ピアノ
ピアノの処分は、その種類や状態に応じて最適な方法を選ぶ必要があります。
例えば、電子ピアノは一人で持ち運びができるほどの大きさであることが多く自治体によっては粗大ごみ回収に対応している可能性もあります。しかし、アップライトピアノやグランドピアノのような大型で重い楽器は、個人での運搬や処分が難しく、専門業者への依頼が一般的です。
【主な処分方法】
・買取業者に売却
状態が良ければ買取業者を通じて売却するのが最もコスト効率の良い選択です。特に、複数社に査定を依頼して比較すると、高値で売れる可能性があります。グランドピアノなどの場合、運搬費用込みで10万~20万円の査定が付くこともあります。
・フリマアプリやオークションでの販売
個人間での売買は、運搬費用を購入者に負担してもらえるケースが多く、費用を抑えたい場合に適しています。ただし、出品や発送準備に手間がかかる点は注意が必要です。
・不用品回収業者に依頼
手間を省きたい場合は不用品回収業者の利用がおすすめです。ただし、業者選びには注意が必要で、悪徳業者を避けるために口コミや評判を確認することが大切です。
・寄付
幼稚園や老人ホームなどに寄付する方法もあります。この場合、運搬費用がかかる場合があるため、事前に見積もりを確認することをおすすめします。
ピアノの種類や状態によって、処分方法や費用が大きく異なるため、事前に情報を調べ、最適な方法を選ぶことが重要です。
・タンス
タンスを処分する方法にはさまざまな選択肢があり、それぞれ費用や手間が異なります。以下に主な方法を紹介します。
①一度全部解体させる
タンスを解体して運び出すには、まず引き出しを外し、取っ手や金属部分を取り外します。その後、木材部分をハンマーやのこぎりで分割し、細かくします。解体した部品は自治体の規定に従い、不燃ごみや粗大ごみとして処分します。作業中は手袋や保護具を使用し、安全に注意しましょう。
②タンスを毛布に載せて運び出す
タンスを毛布に載せて運び出す方法は、大型家具を傷つけずに運搬するための一般的な手法です。
<手順>
1.タンスの前面を浮かせる
まず、タンスの上部を押して前面を少し浮かせます。その状態で毛布をタンスの前面に差し込み、毛布を全体に広げて包み込むようにします。
2.タンスの後部を浮かせる
次に、タンスの後部を浮かせ、毛布ごとタンスを前面に引き出します。この際、タンスが毛布の上に乗るように調整し、運搬中に傷がつかないようにします。
3.タンスを支えながら移動
タンスの後ろに回り、広げた毛布にタンスを乗せる方法もあります。ここで一人が毛布を引っ張り、もう一人がタンスを支えながら押し進めます。二人で協力し、タンスをゆっくりと移動させます。
・エレクトーン
エレクトーンの処分方法はその状態や処分方法によっていくつかの選択肢があります。まず、エレクトーンがまだ使える状態であれば、リサイクルショップや楽器専門の買取業者に売却する方法が有効です。状態が良ければ高値で買い取ってもらえる可能性もありますが、製造から8年以上経過している場合や、故障している場合は買取が難しくなります。
次に、エレクトーンを寄付する方法もあります。音楽を学んでいる子供や、施設などで必要とされている場合、エレクトーンを無償で引き取ってもらえることもあります。ただし、寄付先を見つける手間がかかるため、事前に情報を集めておく必要があります。
もしエレクトーンが古く、売却や寄付が難しい場合、不用品回収業者に依頼する方法も選べます。この方法では、エレクトーンがどのような状態でも回収してもらえ、搬出作業も業者に任せられるため、便利です。自治体の粗大ごみ回収を利用する手もありますが、エレクトーンが対象外の自治体も多く、注意が必要です。
このように、エレクトーンの処分方法はさまざまで、状態や選択肢に応じて最適な方法を選ぶことが重要です。
・洗濯機
洗濯機の処分方法にはいくつかの選択肢があります。まず、洗濯機は「家電リサイクル法」の対象家電のため、原則として自治体の粗大ごみ回収サービスを利用することはできません。そのため、適切な方法で処分する必要があります。
最も手軽な方法は、家電量販店で新しい洗濯機を購入した際に、古い洗濯機を引き取ってもらうサービスを利用することです。多くの店舗では、リサイクル料金と収集運搬料金を支払い、新しい洗濯機と一緒に古いものを処分してもらえます。さらに、キャンペーンを利用すると、引き取りサービスが割引やポイント還元などでお得になる場合もあります。
また、フリマアプリやオークションサイトを利用して洗濯機を売却する方法もありますが、配送手配や梱包の手間がかかります。特に洗濯機はサイズが大きいため、配送料が高くなる点には注意が必要です。もし時間がない場合や、他の家電と一緒に処分したい場合は、不用品回収業者に依頼するのも一つの方法です。業者は迅速に対応してくれるうえ、取り外しや搬出作業も代行してくれるため、大変便利です。
洗濯機の処分方法を選ぶ際は、自分の状況に合った方法を選び、料金や手続きに関する詳細を事前に確認しておきましょう。
・マットレス
マットレスを処分する方法は、いくつかの選択肢がありますが、どの方法を選ぶかは、マットレスの状態や予算に応じて決めることが重要です。
1つ目は、「不用品回収業者に依頼する」方法です。これにより、手間をかけずにマットレスを回収してもらうことができます。料金は10,000円程度とやや高めですが、業者が家まで取りに来てくれるため、重いマットレスを運び出す手間が省けます。
2つ目は、「マットレスを解体して家庭ごみとして処分する」方法があります。これは無料でできる方法ですが、解体作業は非常に手間がかかります。スプリングマットレスの場合、特にスプリング部分を取り除く作業が必要になるため、専門的な道具がなければ難しいです。
「買い替え時に引き取りサービスを利用する」のも便利な方法です。多くの家具店や通販では、マットレスの購入時に古いマットレスを引き取ってくれるサービスを提供しており、これを利用すれば、処分にかかる手間を最小限に抑えられます。
もしマットレスがまだ使える状態であれば、「リサイクルショップやフリマアプリでの売却」も検討してみてください。特にブランド品の場合、状態が良ければ収入を得ることも可能です。
■自分で片づけるのは面倒くさいそんな時は関東クリーンサービスへお任せください!
栃木県栃木市を拠点に置く関東クリーンサービスでは店舗の不用品買い取り~遺品整理、伐採などにも対応しています。これまで数多くのお客様のご依頼にこたえてきたため豊富な実績もあります。
関東クリーンサービスでは、一般廃棄物運搬許可や産業廃棄物収集運搬業及び処分業の許可や古物商許可証も取得している為、皆さまの大切なお品物を大切に処分、再利用いたします。
他にも関東クリーンサービスでは、これまでにも大型の冷蔵庫やピアノ・エレクトーンの回収も経験がございます。自社でクレーン機能付きのトラックや専門の協力会社も抱えているなど実績も豊富に有しております。
また、買取やリサイクルする品物が発生するとその分の代金を値引いています。少しでも費用を抑えたいと考えているのであればこちらも合わせてご検討ください。
■まとめ
今回は大型家財別に処分方法を解説していきました。一人でも大型家財は処分することもできますが、特に高齢な方はケガのリスクもあるため、専門業者にお願いする方が良いかもしれません。特にタンスやピアノなどの重い家具、精密機器は専門的な技術が求められるため、事故を避けるためにも専門業者に依頼することが賢明です。
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